2020/9/6 二期会「フィデリオ」 ~ベートーヴェンの美しいメロディー、木下さんの迫力ある歌唱を堪能~

公演の概要

公演名二期会「フィデリオ」
日時2020年9月6日(日) 14時開演
会場新国立劇場 オペラパレス
台本・作曲
指揮・演出
(敬称略)
台本:初版(3幕)ヨーゼフ・フォン・ゾンライトナー
   第3版(2幕)ゲオルク・フリードリヒ・トライチュケ
作曲:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
指揮:大植 英次
演出:深作 健太
出演
(敬称略)
ドン・フェルナンド:小森 輝彦
ドン・ピツァロ:友清 崇
フロレスタン:小原 啓楼
レオノーレ:木下 美穂子
ロッコ:山下 浩司
マルツェリーネ:愛 もも胡
ヤッキーノ:菅野 敦
囚人1:森田 有生
囚人2:岸本 大
上演時間(実際)第1幕 77分(休憩 22分)第2幕 54分 合計 153分

詳細は、公式サイトをご覧ください。

公演のおススメ度

おススメ度5 out of 5 stars
・ベートーヴェンの美しい音色に乗せて、素晴らしい歌唱を堪能できます。
初鑑賞での
おススメ度
4.5 out of 5 stars
・時代が20世紀ヨーロッパに置き換えられており、ベートーヴェン時代のものと受ける印象が異なると思います。ここは好みの問題です。
どんな人に
おススメ?
・オペラが好きな方でしたら、どなたにもおススメします。
・特に、木下さんファンの方には、おススメします。

ポイントごとの感想

演目・地下牢に夫を捕らわれた妻が男装し、救出に向かう物語です。
・妻を男性と勘違いし、恋愛感情を抱く若い娘との関係も見物です。
団体・
キャスト
・レオノーレ(フィデリオ)役の木下さんのキリっとした佇まい、迫力ある歌唱に魅了されました。
・フロレスタン役の小原さんの迫力ある歌声が、魅力的でした。
・ドン・フェルナンド役の小森さんの堂々とした演技と歌唱、マルツェリーネ役の愛さんの可愛らしい演技と歌唱も、見事でした。
・ロッコ役の山下さんの包容力ある優しさ、ドン・ピツァロ役の友清さんの嫌味なほどの怖さを感じる表現にも、心惹かれました。
・舞台が後方まで広げられての、大人数での合唱も迫力がありました。
劇場・少し広めの劇場ですので、出演者を観るには前方、全体を観るには少し後方をお勧めします。
その他・字幕表示があり、外国語上演でも内容を理解しながら鑑賞できます。

全体の感想

地下牢に捕らわれた妻が男装し、夫の救出に向かう物語ですが、妻を男性と勘違いし、恋愛感情を抱く若い娘との関係も見物です。
時代が20世紀ヨーロッパに置き換えられており、ベートーヴェン時代のものと受ける印象が異なると思います。
レオノーレ(フィデリオ)役の木下さんのキリっとした佇まい、迫力ある歌唱に魅了されました。
フロレスタン役の小原さんの迫力ある歌声が、魅力的でした。
ドン・フェルナンド役の小森さんの堂々とした演技と歌唱、マルツェリーネ役の愛さんの可愛らしい演技と歌唱も、見事でした。
ロッコ役の山下さんの包容力ある優しさ、ドン・ピツァロ役の友清さんの嫌味なほどの怖さを感じる表現にも、心惹かれました。
舞台が後方まで広げられても合唱も迫力がありました。
ベートーヴェンの美しい音色に乗せて、素晴らしい歌唱を堪能できる、お勧めの公演です。

管理人 について

これまでに多くのジャンルの舞台を鑑賞し、気が付けば1,500公演を超え、多い年には250公演を鑑賞していました。現在では、演劇、ミュージカルから、オペラ、バレエ、そして、歌舞伎、文楽、能・狂言も鑑賞するようになりました。最近では、クラシック・コンサートにも興味を持ち、足を運び始めました。 研究や仕事の合間に舞台を鑑賞することにより、気分が一新され、より研究や仕事がはかどった気がします。時間を融通して劇場へ足を運ぶことにより、心豊かになりました。
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