2020/7/15 上野 de クラシック Vol.42 盛田麻央(ソプラノ) ~日本歌曲からオペラまで、美しいソプラノを味わう~

公演の概要

公演名上野 de クラシックVol.42 盛田麻央(ソプラノ)
日時2020年7月15日(水) 11時開演
会場東京文化会館 大ホール
出演
(敬称略)
ソプラノ:盛田麻央
ピアノ:安田結衣子
曲目グノー:オペラ『ロメオとジュリエット』より「私は夢に生きたい」
山田耕筰:からたちの花
フォーレ:蝶と花、月の光
團伊玖磨:紫陽花、オペラ『夕鶴』より「与ひょう、あたしの大事な与ひょう」
ドビュッシー「忘れられた小唄」より「そはやるせなき」、「グリーン」
別宮貞雄:さくら横ちょう
アーン:クロリスに
グノー:オペラ『ロメオとジュリエット』より「あぁ!何という戦慄が…愛よ力を下さい」
〈アンコール〉
木下牧子:おんがく
上演時間(実際)60分(休憩なし)

詳細は、公式サイトをご覧ください。

公演のおススメ度

おススメ度4.5 out of 5 stars
・日本歌曲、海外歌曲からオペラまで、美しいソプラノを堪能できます。
初鑑賞での
おススメ度
5 out of 5 stars
・クラシック音楽を手軽に楽しめる、敷居の高くない公演です。
どんな人に
おススメ?
・盛田さんのファンの方はもちろん、声楽に興味のある方皆さんに、おススメです。

ポイントごとの感想

曲目・「からたちの花」の世界観が、じんわりと響いてきました。
・「おんがく」は初めて聞きましたが、音楽の楽しさが伝わってきました。木下さんの曲を、もっと聞きたくなりました。
・耳心地よい曲を堪能しました。
団体・
キャスト
・オペラ「ロメオとジュリエット」から2曲歌われていますが、場面ごとの表現変化が見事です。
・低音から高音まで、心に響いてくる歌声でした。
・曲目の解説を聞かせていただき、歌曲への理解が深まりました。
劇場・とても広い劇場であり、リサイタルでは前方がお勧めです。
その他・盛田さんと安田さんは、同時期にフランスに留学されており、一緒に演奏されていたそうです。

全体の感想

日本歌曲、海外歌曲からオペラまで、美しいソプラノを堪能できます。
特に、日本歌曲はストレートに心に入ってきました。
オペラの場面ごとの感情変化を見事に表現されており、情景が浮かぶようでした。
クラシック音楽を手軽に楽しめる、お勧めの公演です。

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2020/7/12 中川晃教コンサート2020 feat.ミュージカル『チェーザレ 破壊の創造者』 ~美しい歌声を堪能~

公演の概要

公演名中川晃教コンサート2020 feat. ミュージカル『チェーザレ 破壊の創造者』
日時2020年7月12日(日) 17時開演
会場明治座
出演
(敬称略)
中川晃教
横山だいすけ
山崎大輝(トーク出演)
近藤頌利(トーク出演)
上演時間(実際)133分(休憩なし)

詳細は、公式サイトをご覧ください。

公演のおススメ度

おススメ度5 out of 5 stars
・中川さん、横山さんの美しい歌声を堪能できます。
・ゲストの皆さんとの掛け合いも楽しく、肩の力を抜いて楽しめる公演です。
初鑑賞での
おススメ度
4 out of 5 stars
・中川さんの歌を聞いていたり、ミュージカルを鑑賞していた方が、楽しめます。
どんな人に
おススメ?
・中川さんファンの皆さんには、大いにお勧めです。
・中川さんが出演されたミュージカルの曲もありますので、ミュージカル・ファンの方にもお勧めです。

ポイントごとの感想

曲目・未公開のミュージカル『チェーザレ 破壊の創造者』の曲が多く歌唱・演奏され、ミュージカル公演への期待が高まりました。
・オリジナル曲から、中川さんの魅力が伝わってきました。
・中川さんご出演のミュージカル『モーツァルト!』、『SHIROH』、『銀河鉄道999』の曲もあり、お芝居の情景が浮かんできました。
団体・
キャスト
・中川さんの歌声が素晴らしく、ライブで聞けて耳福でした。
・ゲストの横山さんの歌声も素敵でした。
・中川さんと、山崎さん、近藤さんとのトークも楽しく、カンパニーの雰囲気の良さを感じました。
劇場・横長で広めの劇場ながら、舞台との距離感は近く、見やすい劇場です。
その他・園田さん(音楽監督)の世界史講座がためになりました。
・明治座再開公演に立ちあえて、とても嬉しいです。

全体の感想

中川さんの美しい歌声をライブで楽しめる素晴らしい公演です。
オリジナル曲から始まり、これまでに出演されたミュージカルの曲を堪能しました。
中止になってしまった「チェーザレ 破壊の創造者」の楽曲も聞くことができ、是非ともミュージカル公演を実現してほしいと思いました。
ゲストの横山さんの歌声には迫力があり、実際のミュージカルでも鑑賞したくなりました。
心地よい時間を過ごせる、お勧めの公演です。

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2020/7/9 新国立劇場「願いがかなうぐつぐつカクテル」 ~大人向けの風刺の利いた芝居~

公演の概要

公演名新国立劇場 願いがかなうぐつぐつカクテル
日時2020年7月9日(木) 19時開演
会場新国立劇場 小劇場
作・演出
(敬称略)
原作・上演台本:ミヒャエル・エンデ
翻訳:高橋文子
演出:小山ゆうな
出演
(敬称略)
北村有起哉  松尾 諭 森下能幸 林田航平 あめくみちこ 花王おさむ
上演時間(実際)第1幕 70分(休憩 20分)第2幕 52分 合計 142分

詳細は、公式サイトをご覧ください。

公演のおススメ度

おススメ度4.5 out of 5 stars
・魔法が出てくるファンタジーの楽しさがあります。
・風刺の利いた大人のお芝居です。
初鑑賞での
おススメ度
3.5 out of 5 stars
・明るい演出ですが、ほの暗さのある内容ですので、合わない方もいらっしゃると思います。
どんな人に
おススメ?
・ミヒャエル・エンデの作品がお好きな方にお勧めします。
・風刺の要素がありますので、お芝居好きの大人の方にお勧めです。

ポイントごとの感想

演目・悪魔との契約を履行しようとする博士と、それを阻止しようとする猫とカラスの物語。コミカルなお芝居のつくりであり、テーマの重さは気になりません。
団体・
キャスト
・演技の上手い方ばかりで、自然に物語に入り込めました。
・北村さんとあめくさんの、憎めない悪さが魅力的です。
・松尾さんと森下さんが演じる動物は、とてもコミカルでした。途中で現れる、ぬいぐるみの猫とカラスは可愛らしかったです。
・花王さんの、ちょっと抜けた聖者は、場の空気を変える力がありました。
・林田さんの演じる係官の不気味さの表現が、見事でした。
劇場・こじんまりした劇場で、お芝居を楽しめます。

全体の感想

ミヒャエル・エンデ原作・上演台本の作品であり、子ども向けのように見えながら、実は大人向けのお芝居であると感じました。
何でも叶えるぐつぐつカクテルと、その願いを反転させる鐘の音。悪い博士と、正義の猫とカラスの対決は、戦闘ではなく世界の情景として表現されています。考えさせられる内容ながら、楽しめました。
舞台設定はクリスマスながら、ちょっとした怖さも味わえる、お勧めの公演です。

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2020/7/6 こまつ座「人間合格」 ~太宰治の人柄をコミカルなお芝居で味わえる~

公演の概要

公演名こまつ座 人間合格
日時2020年7月6日(月) 18時30分開演
会場紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA
作・演出
(敬称略)
作:井上ひさし
演出:鵜山仁
出演
(敬称略)
青柳翔 塚原大助 伊達暁 益城孝次郎 北川理恵 栗田桃子
上演時間(実際)第1幕 85分(休憩 15分)第2幕 85分 合計 185分

詳細は、公式サイトをご覧ください。

公演のおススメ度

おススメ度5 out of 5 stars
・6人で演じられているとは思えないほど、密度の濃いお芝居を堪能できます。
初鑑賞での
おススメ度
4 out of 5 stars
・ちょっと長めかもしれませんが、演劇の楽しさを味わえる公演です。
どんな人に
おススメ?
・演劇好きならどなたにでもお勧めします。
・太宰治に興味のある方でしたら、楽しみながら、太宰を知ることができます。

ポイントごとの感想

演目・太宰治の上京から晩年までの人物像が、人間味あふれる姿で描かれています。
・場面ごとの暗転のタイミングがよく、適度にリラックスして鑑賞できます。
団体・
キャスト
・井上やすしさんの台本は、ほんのりと優しい気持ちにさせてくれます。
・太宰を演じる青柳さんの、年代ごとの表現変化が見事です。
・太宰の友人佐藤役の塚原さんと山田役の伊達さんの、一本気さとコミカルさの表現も楽しめます。
・中北役の益城さんの小気味良い津軽弁と歌声が、物語のアクセントになっています。
・栗田さんと北川さんは、何役も演じられますが、役ごとのキャラが立っており、その世界に引き込まれます。
劇場・少し縦に長い劇場ですが、ゆったり落ち着いて鑑賞できます。

全体の感想

掲げられた6枚の写真を背景に、役者さんたちが登場するところから、お芝居の世界に引き込まれました。
ちょっと深刻になりそうな場面でも、思わず微笑んでしまうように構成されており、楽しみながら深い内容を味わえます。
終盤の屋台の場面では、太宰は何も言葉を発しませんが、背中で語るお芝居、演出が見事です。
3時間という長丁場ですが、じっくりと楽しく味わえる、とてもお勧めの公演です。

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2020/6/26 東京交響楽団 第681回 定期演奏会 ~クラシック音楽の魅力、ピアノの音色を堪能~

公演の概要

公演名東京交響楽団 第681回 定期演奏会
日時2020年6月16日(金) 19時開演
会場サントリーホール 大ホール
出演
(一部)
(敬称略)
指揮:飯守泰次郎
ピアノ:田部京子
曲目ベートーヴェン:「プロメテウスの創造物」序曲 op.43
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 op.37
メンデルスゾーン:交響曲 第3番 イ短調 op.56「スコットランド」
上演時間(実際)第1部 56分(休憩 20分)第2部 49分 合計 125分

詳細は、公式サイトをご覧ください。

公演のおススメ度

おススメ度5 out of 5 stars
・東京交響楽団の素晴らしい演奏を、ライブで楽しめます。
初鑑賞での
おススメ度
5 out of 5 stars
・ベートーヴェンとメンデルスゾーンの曲を手軽に楽しめます。
・クラシック音楽初心者の私でも堪能できました。
どんな人に
おススメ?
・クラシック好きなら誰にでもお勧めします。

ポイントごとの感想

曲目・ベートーヴェンに明るい曲があることを初めて知りました。
・「スコットランド」の、楽章ごとの違いが魅力的でした。
団体・
キャスト
・田部京子さんが演奏されるピアノの、柔らかい音、間を堪能しました。
劇場・豪華で聞きやすいホールだと思います。
その他・久しぶりの公演の感動を、演奏者の皆さんと共有できた気がします。

全体の感想

クラシック音楽になじみのない私でも、ベートーヴェンとメンデルスゾーンの曲を堪能することができました。
また、ピアノの音色の美しさを、体感できました。
素晴らしい演奏を豪華なホールで楽しめるお勧めの公演です。

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