2020/9/3 国立能楽堂ショーケース「仏師/安達原」 ~日本の伝統芸能をじっくり堪能、解説で知識も深まる~

公演の概要

公演名国立能楽堂ショーケース 仏師/安達原
日時2020年9月3日(木) 19時開演
会場国立能楽堂
出演
(敬称略)
解説
佐久間 二郎
狂言 仏師(和泉流)
シテ/すっぱ:野村 太一郎
アド/田舎者:竹山 悠樹
能 安達原(観世流)
シテ/女・鬼女:中所 宜夫
ワキ/阿闍梨祐慶:大日方 寛
ワキツレ/山伏:野口 琢弘
アイ/能力:内藤 連
上演時間(実際)解説 21分・狂言 25分(休憩 13分)能 57分 合計 116分

詳細は、公式サイトをご覧ください。

公演のおススメ度

おススメ度4.5 out of 5 stars
・能や狂言の歴史から能舞台についてまで解説してくださり、より興味が深まりました。
・能も狂言もコンパクトな構成で、楽しむことができました。
初鑑賞での
おススメ度
4.5 out of 5 stars
・なかなか観る機会のない能と狂言を、お手軽に楽しむことができます。
・20分ほどの解説がありますので、能や狂言についての知識を得ることができ、親しみを感じられます。
どんな人に
おススメ?
・能や狂言を見慣れている人にはもちろんにおススメです。
・能や狂言に興味はあるものの、なかなか一歩を踏み出せない方にとっては、気軽に一歩を踏み出せる公演です。

ポイントごとの感想

演目・「仏師」は、田舎者をだますすっぱ(詐欺師)の振舞いがコミカルで、楽しませてくれます。
・「安達原」は、山伏一行とそれを迎える女の何ともいえない情念が描かれ、おどろおどろしさすら感じます。
団体・
キャスト
・「仏師」:すっぱ役の野村さん、田舎者役の竹山さんの言葉遣い、振舞いから、自然と笑いに誘われました。
・「安達原」:女・鬼女役の中所さんの醸し出す空気感に、何ともいえない迫力を感じました。阿闍梨祐慶役の大日方さん、山伏役の野口さん、能力役の内藤さんの声には、深く突き刺さるように感じるほどの力がありました。
劇場・舞台を正面から見る、横から見る、斜めから見るという、3つの選択肢があります。初見では、正面からの鑑賞をお勧めします。

全体の感想

能や狂言の歴史から能舞台についてまで解説してくださり、より興味が深まりました。
能も狂言もコンパクトな構成で、楽しむことができました。
「仏師」は、田舎者をだますすっぱ(詐欺師)の振舞いがコミカルで、楽しませてくれます。
「安達原」は、山伏一行とそれを迎える女の何ともいえない情念が描かれ、おどろおどろしさすら感じました。
なかなか観る機会のない能と狂言を、お手軽に楽しむことができる、お勧めの公演です。

管理人 について

これまでに多くのジャンルの舞台を鑑賞し、気が付けば1,500公演を超え、多い年には250公演を鑑賞していました。現在では、演劇、ミュージカルから、オペラ、バレエ、そして、歌舞伎、文楽、能・狂言も鑑賞するようになりました。最近では、クラシック・コンサートにも興味を持ち、足を運び始めました。 研究や仕事の合間に舞台を鑑賞することにより、気分が一新され、より研究や仕事がはかどった気がします。時間を融通して劇場へ足を運ぶことにより、心豊かになりました。
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